矢吹紫帆・矢中鷹光コンサート

シンセサイザー奏者・矢吹紫帆と、その夫でボイスパフォーマーの矢中鷹光のコンサートに行ってきました。矢吹紫帆はNHKのいくつかの番組で音楽を担当した経緯があり、矢中鷹光は4オクターブの声を持ち、イギリスでも絶賛された実力の持ち主とのことでした。二人は三重県熊野市の土地に惹かれ、京都から引越ししてきて「天女座」というスタジオを構えています。

さて、会場は地元の寺、集まった人は全部で50人程度と大変小規模なコンサートで、コンサートを知って次の週末に買いに行った私のチケットの整理番号は、何と1〜3番でした(笑)。スローで壮大な楽曲が多いため、ライトアップされた寺をバックにコンサートというシチュエーションを想像していたのですが、夜間はやはり大きな音が出せないのか、あるいは照明装置が無いのか、4時という中途半端な開始時間でした。また、音響が悪く、矢吹紫帆の繊細な音色を楽しむというような聞き方はとてもできませんでした。オフィシャルページで試聴した限りでは、それなりに好きなジャンルのようでしたので非常に残念です。

一方、矢中鷹光のパフォーマンスには驚かされました。本当に男性の声かと思うような高音から、音程のはっきりしないほどの低音までフル活用のスキャットの即興パフォーマンスと、オリジナル曲2曲を演奏してくれたのですが、声の響きが本当に素晴らしく、まさに聞き惚れました。小田和正を聞くのと同じような感覚です(笑)。

わざわざ会社の同期二人を誘いましたが、おそらく不評だと思います。やっぱり私は、ライブよりCD派ですね(笑)。